当クリニックについてClinic

診療時間 日祝
9:00~12:00 × ×
15:30~19:00 × × ×

[休診日]木曜・日曜・祝日 ▲ 土曜の午前は13:00まで
ご来院の際は、予約なしでご来院ください。
発熱外来を受診される場合は、事前にお電話ください。
初診の方は診療終了時間30分前までにご予約ください。
TEL 048-664-5725

勢い、どこかに直訴したい…

  (2023/07/03) のっけからですが、、、「この間は診てくれたのに、なんで今回は診れないの!熱を出している(わたしの)子供、これより悪くなったらどうするの!」…「もういいわ!」…

という会話が、この数日とくに数多く起こっています。そのたびに暗雲たるムードに落ちるのですが、かといってその影響をみせるわけにもいきません。何度もやる気を奮い起こして、外来に立ってもらっています。

発熱外来は、うちのクリニックでも初めのころから続けていますが、やはり発熱者だけ診ているわけにはいかないので一般診療の患者さんとの順番で行います。しかし、新型コロナウィルス感染症は、特に高齢者は高い重症化率を持つのでその診療の「動線は一般診療とは分け」て行うべき、といわれます。一人一人の患者がダブらないように、とすれば、スペースの取れないうちのようなクリニックでは勢い駐車場に設置した臨時テント内での診察、となり、それも1時間に1枠などの制限をしないと患者同士が同席しあうことになってしまいます。 このような状況で、”発熱患者”が多くなれば必然に『診れませんので…』となり、『お断り』することが多くなり、そのやりとりの結果、冒頭のような言葉を浴びせられてしまうのです。

これを回避するには、発熱外来専門の施設に任すしかありません、が、政府は今年5月上旬から、新型コロナウィルス感染症をインフルエンザ感染症と同じ5類相当に変更し、「一般の診療所でも、どこでも診れるように…」と大々的な方向転換をしました。さらに、マスク着用は「個人の判断に…」という人任せとなりました。

おそらく、政府はもう、新型コロナウィルス感染症は”軽症化”してきて、ワクチン接種も国民に行き届き始めたから、もう、「流行らないだろう」と考えたのでしょう。しかし、GW明けからこの1か月、どうも、雲行きが怪しい、皮算用が合っていないのではないのか?と思わざるを得ません。とくに観光立県の沖縄県の現状がそれを先取りしています!

今月も、僕らは今までと同じ、外来診療が続きます。